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業界FAQ |
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年間どれぐらいのTVドラマが作られているのでしょう?多ければチャンスあり? |
数年前の一時期、新聞のテレビ欄などから拾い上げて調べてみました。150〜160の連ドラと480程度(年で変動)の単発ドラマがありました。連ドラは、週1のモノや月から金のモノ、1クールと呼ばれる12〜13本などで完結するモノがありましたが、今は1クールというのは少なくなっているみたいです。単発ドラマは、殆どが2時間ドラマでしたね。ところで、要は内容次第でしょうから、番組枠が多ければチャンスがあるとは思えませんよ。(笑)
(2005.09.12) |
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TVドラマの制作予算って幾らぐらいですか? |
2時間ドラマで5千万円ほどと伺っています。もっともこれは局ではなく、制作会社が受注した予算です。孫請けになればそこからまた減らされるのですから、どうなるのかわかりませんね。ちなみにドラマ制作では、テレビ局自らが制作する「自主制作」と、外部の制作会社に依頼する「下請け制作」の2つがあります。孫請けというのは、下請け制作の下請けということですね。
(2002.10.14) |
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締め切りは守ったほうが良いですよね? |
当然。人に迷惑かけることになる。企画書なら1週間、ハコなら3日、シナリオなら半月を目安に書き上げる。それから直し。新人の内は完璧なモノを追い求めず、打ち合わせのための叩き台と思えば良い。但し、相手に読ませるものであるという最低限の自覚が必要。内容はどうでも良いから提出しろとは言えない。相手が求め、判断しようとしているのは、内容と熱意とやる気。提出した作品で切られることもある。でも提出しないで切られるよりはマシ。相手が10日と言えば5日で、1週間と言えば3日で書き上げて提出すること。途中で相手の意見が聞ければ、無駄な努力と苦労をしなくても済む。
(2004.11.12) |
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「一言で表現してみてください」というのが、難しいのですが? |
打ち合わせの席上などでプロデューサーが良く使う台詞に「それ、どんな話?」というのがあります。中には提出済の企画書を手に「これ、どんな話?」と聞かれる場合もあります。そんな時、むッとした顔をしてはいけません。まして「読めばわかります」なんて生意気を言うのは言語道断です。そんな時、Pは貴方を試しているのです。面白いドラマは必ず一言で言い表せます。それはドラマの『核』です。企画書を提出するときは、必ず相手に興味を持たせ、その一言からドラマの広がりが感じられる、ご自身の作品紹介の一言、それを用意しておいて下さい。
(2002.07.08) |
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ご紹介いただいたプロデューサーと意見が合わないのですが? |
自分の考えや書いたものに意固地になってはいけません。ライターを決めるのも、脚本を採用するかどうかも、決定権を持つのはプロデューサーです。まず相手の言葉に耳を傾けることが大切ですよ!
(2004.07.12) |
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塾長が仰る「コラボレーション」て、意味が違うんじゃないですか? |
【collaboration】共同作業。共同製作。また、企業どうしの共同開発など。ご自分が書いた、創った作品だ、などという思いは思い上がり。採用されなければただの紙屑。それを言いたかっただけです。
(2005.02.23) |
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打ち合わせの中で、私の主張は通りませんでした。 |
創造者としての責任、自覚は必要ですね。それを元に、如何に自分の考えをきちんと述べることが出来るかどうか、発言の機会を得たら、はっきりと語るべきことは語り、説明すべきことは説明する。自分がぜひにやりたいと思うことに関しては、徹底的に守ることも大切です。頑張ってください!
(2004.08.09) |
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打ち合せ終わりました! ドキドキでしたが、ちゃんと笑顔で通しましたよ! |
お疲れ様でした。言い忘れましたが、打ち合せの席でイエスマンを貫くのも手ですが、結局は自分が直しをしなければなりませんよね? 自分自身が納得していない直しをするのは辛い作業になります。ダイジョウブですか?(笑)
(2006.11.09) |
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自分の作品を守っては、ダメなのでしょうか? |
何を守るおつもりでしょうか? 作品ですか? それともご自身のプライドですか? 作品を守る思いであれば、相手に通じます。プライドみたいな我儘は通じません。優れた作品を生み出すための高次元の打ち合せを、低次元の醜い闘いに終わらせてしまうのは、やめたほうが良いですよ。
(2007.03.12) |
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すみませんでした。折角のチャンスを潰してしまいましたね? |
問題なのは相手の意見を聞く姿勢を表さず、相手の発言を遮り、ねじ伏せて自分の考えを押し通そうとする態度です。PやDによっては、そんな作家の姿勢や人柄を試すためにあえて、あんな質問するタイプもいます。仕方ないですね。残念!(吐息)
(2005.01.21) |
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Pとの打ち合せの中で、なにが悪かったのでしょうか? |
ホンに書かずに説明するはタダの言い訳です。全てはホンで判断されます。採用可否の会議に出席を許されながら、そこで追加の説明をするおつもりだったのでしょうか? そんなことが出来ると思っていらっしゃるのですか? まして打ち合せ会議の席上、PやDの意見に反論するのは以ての外です。「そういうつもりじゃなくて」とか「実は」という言い訳が多過ぎました!
(2005.01.19) |
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Pの問い掛けに対する答えが違いましたか? |
PやDが「何で?」と問い掛けた時には、3つの「何で?」があります。1つは物語、2つ目に事件、そして人物に対する「何で?」です。それをまず理解することが、貴方には必要です。「何でこんな展開になるの?」「何でこんな事件が起こるの?」「何でこの人はこんなことするの?」 「何で?」にも相手の意図があります。人物の心情を問い掛けているのに物語や事件の説明、言い訳を始める塾生が、過去にいました。自分の都合を伝える前に、相手の問い掛け、意図に配慮すべきです。
(2007.04.23) |
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ご紹介くださった方(●●プロデューサー)の意見が、よくわかりません。 |
PやDにも資質がありますね。現場では優れた才能を発揮しても、打ち合せでは平凡、口下手、表現あやふやというタイプです。(笑) 「何となく、おかしいんだよね」「しっくりこないな」「もうちょっとなんとかならない」などなど。そんな時にはまず相手をバカにしたような態度を取らない、考えを持たないことが肝要です。それは直ぐに相手に伝わりますから。次にあやふやな表現を少しでも的確に、どう直せばより良くなるのかを聞き出す努力を、まず貴女の方からしましょう。相手はあやふやな発言のまま、それで自分の思いが伝わったつもりでいる場合があり、後の直しが大変になります。
(2003.06.13) |
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私の意見は言い訳なのでしょうか? |
はい。言い訳を聞きたくてプロ(プロデューサーや監督)は問い掛けはしません。
(2007.06.21) |
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Pの意見に従うべきでしょうか? |
聞く耳を持って、自己主張はするようにしましょう。それは、より良い作品を創る、コラボレーションであるという、その場の雰囲気と合意で成り立ちます。それを、自ら積極的に創り出し、醸し出し、信じあって、お互いに築き上げる努力が肝要ではないでしょうか。
(2005.02.17) |
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ご紹介いただいたPから、お叱りの電話がありました! |
こんなメールをお送りしたからかも知れません。→色々ご迷惑やご面倒をおかけして、誠に申し訳ありません。塾生筆力の件については返す言葉がなく、ただただお詫びする次第です。「読みやすい、分かりやすい文章を」というご指摘については、例えば以下の専用HP/シナリオ講座/企画書の中でも基本姿勢として取り上げ、私なりにも何度も機会ある毎に塾生の皆さんへお伝えしてきた意見です。なのにご理解、ご習得されていない塾生がいまだに多く、他からも同じようなご意見を度々お伺いする結果を招いています。誠に残念で、全く塾の運営者として不徳の致すところと、反省しきりです。また、クラムの取り決めとして、先様とのやり取り、経過などのご報告、或いは提出原稿の塾長宛送信などを、上記頁の中でもお願いしていますが、今回の場合、6月22日以来原稿も届いておりません。恐らくクラムや塾長意見は必要ないというご判断や自信がおありなのでしょう。そして彼の場合は既に塾生登録期間を過ぎており、今後もクラムとのご縁を継続なさるおつもりなのかどうか、という問い掛けにもお答を頂いておりません。ですから、少々言い訳がましくなりますが、どのような企画書をお送りしたのか私の方では全く掌握しておらず、以前お読み頂いた企画書では塾長の意見やアドバイスもありましたが、恐らく今回は全く取り入れてはおられないでしょう。今回の企画は●●さんのご厚情で頂けた大変大きなチャンスではありますが、直し甲斐がないというご判断であれば、このまま打ち切って頂いても構いません。その場合、●●さんへは私の方からお詫び申し上げてお許しを得るように致します。このご判断も含めて責任逃れをしているようでもありますが、そんなことよりも他の塾生たちの可能性や将来を考えると今回の一件でクラムや塾生たちの評価が下がるようなことになれば、それが誠に残念で、慙愧に耐えません。どうかこれからも暖かく末永く、今後も変わらぬお力添えを賜れますよう、心よりお願い申し上げます。←
(2002.10.24) |
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塾生をご紹介ください。 |
「本格的に脚本家のマネージメントをしようかと考えております。いきなり脚本を受注するのは無理だと思いますが、まずはプロットを書くというところからの売り込みならできそうです。メンバー登録という形で、塾生の方で参加希望者がいましたらお知らせください。登録者にまず何か原作でプロットをかいてもらう、それをメールで送っていただき(ワード)TVのプロデューサーにみてもらう。同時に4人でプロデューサーからの依頼のプロットを書く。その中から更に1人にしぼって改訂稿に進む。こういうノミネート方式はいかがでしょうか?」(プロダクション社長)
いよいよ脚本家マネージメントに動き出すのですね。頑張ってください。何かお力になれることはないかと考えます。まずは経験談など、ご参考になればとご披露します。 最初に、新人が書くプロットや脚本についてですが、これはあまり期待出来ないです。質が悪く、垂れ流すと恥をかきます。塾を始めた当時、ご縁のあるPに随分お世話になりました。寄せられた企画書やプロット、アイデアなどをそのままお送りして、最初は読んでくださったのですが、次第に呆れられて、今ではご縁の切れた方々が沢山います。 次にノミネート方式ですが、これはあまりお勧め出来ません。選抜する方には都合が良いのですが、これからという選抜される方の立場で考えるとフタマタやミマタ、それ以上。(笑) それに耐えて頑張る気力や筆力がある方は稀です。そんな書き手は、マネージメントを必要としないで、ご自分の運気と力でチャンスを掴み、開拓して行けます。あと、業界内の悪評として、新人ライターを使い捨てで捉えているPがいて、例えば「企画が通ったら台本を書かせる」とかの甘言でプロットを書かせ、結局プロット代を払って貰えなかったとか、企画が通ったら名の知れた著名な先輩が台本を書くことになったなどがあります。結局、新人には「商品」を産み出す力がないということでしょうね。 悪評については、脚本家連盟の理事会でも度々問題になりました。私は今期立候補いたしませんでしたので、関係のない立場ですが、今後、脚本家マネージメントを事業として進めて行かれる上で、新たな方策を考え、お気をつけになったほうがよろしいでしょう。 (2005.07.23) |
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漫画原作の脚本をお願い出来ませんか? |
「この度は御世話になっています。実は、昨日、知り合いのマネージャーさんから話が、あり。漫画原作物を売り込みたい。漫画は既に押えてあるとのこと。23時台or深夜ドラマで行きたいとのこと。先生は、すぐに稼動するのはOKですか? OKならば、至急 お返事いただけますか? これについては、急ぎになりますので、先生が、書いてくださいませんか? ではではお返事をお待ちしています」(俳優マネージャー)
本格的に動き始めていただきありがとうございます。漫画本のタイトルを教えてくだされば、こちらでも購入して企画書作成を始めます。(探しや購入には古本屋チェーン店「ブックオフ」がお勧めです。漫画1冊100円! 笑) あと、動き出す上で幾つかのルール創りが必要ですね。思い付くままに、これまでの経験などを少しお伝えします。動いていただく上で、幾らかでも参考になるでしょう。
1、企画書作成 企画書については、番組内容などによって異なりますが、「表紙」「企画意図」「登場人物」「あらすじ(ストーリー)」で構成され、シリーズを想定していると「登場人物」にイメージキャストなどを加えてより詳しく書き込みます。 「あらすじ」は2時間ドラマで、A415枚〜20枚位が標準ですが、「火曜サスペンス劇場」では50枚近く求められます。シリーズだと、A42枚位のサンプルストーリーが3話分位です。 これら企画書の報酬は3万円〜5万円が相場ですが、持ち込み扱いで、中々払って貰えないのが現状です。「プロットライター」と呼ばれる人たちもいますが、「企画が通れば脚本を書かせるから」と、新人ライター苛めとして、業界の大きな問題にもなっています。
2、脚本作成 1時間ドラマだと原稿用紙で60枚前後、私はワードの書式で印刷台本の書式に合わせますので30枚、60頁超えくらいになります。2時間だと単純に倍ですが、少し枚数が減る感じです。 1時間ドラマの準備稿を書き上げるのに平均半月くらい、PやDのご意見を伺い、決定稿に仕上げるには早くても1ヶ月はかかるでしょう。 ギャラは新人だと買い叩かれて15万円〜20万円。上限はなく、私のレベルで100万円を切る感じでしょう。2時間や30分は単純に倍だったり、半分が目安です。でも中々ギャラの交渉は難しいです。基準があるようでないのが、脚本料です。今は具体的な数字は先送りで、お任せしますので、よろしく。 ただ、個人的には制作予算の消費税分は望んでいます。「消費税よりも安いんですか?」は、結構気に入っている台詞です。(笑)
また、思い付いたらお知らせします。よろしくお導きください。 (2005.07.07) |
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