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人物表FAQ |
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人物表というのは必要ですか? |
懸賞公募に応募なさるのであれば必要でしょう。規定の中にありますね。応募を前提にしていない創作でも、あった方が良いでしょう。1つには、台本を設計図と捉えた場合、登場人物は原料というか、材料みたいなものですね。台本が貴方の手を離れて独り歩きを始めた時に、その材料を揃える担当に役立ちます。もう1つが、貴方の創作に役立つということ。こちらは見せるための人物表ではなく、作者の創作メモ・登場人物の履歴書に関わることですが。 (2002.04.13) |
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人物表に書く順番はありますか? |
人物表にはその人の性格とか、人間関係なども書くのでしょうか? |
あだ名やニックネームで通したい場合、人物表もそれで良いでしょうか? |
年齢が成長や回想などで変る場合、人物表での表記はどうなりますか? |
イメージキャストを書いてもいいのでしょうか? |
実在人物で年齢不詳の場合、人物表の年齢はどうすれば良いでしょうか? |
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順番は主役から、台詞のある人物たちをフルネームで紹介し、年齢も書きます。成長して年齢が変わるのであれば、それがわかるように、例えば(9〜69)とか(9・14・23・34・48・69)(幼年期)などと書けば良いでしょう。性格や人間関係などはシナリオの中で描くのが当たり前です。(笑)それなりの計算があって、あだ名や「男」などの人称で押し通すのも結構でしょう。大切なのは読み手が納得出来るその「計算」です。
各公募の募集要項によって異なりますが、人物表は1枚(20字×20行)に収めるのが通例です。制限がある以上、それに合わせなければなりませんね。
ところで、色々細々した疑問が生まれるようですが、このような問い掛けが、塾長は一番イラ付きます。新人は常に型に嵌まった答えをお求めになる。書き順なんて、ドラマのタイトルバックをご覧になれば、凡その見当は付くのではないでしょうか?
実在の人物を描きたければ調べれば良いでしょうし、描きたいモノに合わせて年齢を決めれば良い。また、人物表でも審査員を驚かせ、動かす方法はあります。俳優の名前をそのまま登場人物名にした受賞作がありました。あれは妙案で感服しました。常に新しいモノを求める創造者の姿勢も感じました。 (2003.06.15) |
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人物の年齢は人物表に書くだけで良いですか? |
通常はシナリオの中のその人物初出の時に括弧内で表します。人物表に書き加えるのは、役者をイメージし、揃える制作スタッフの便利のためですね。実際のドラマになった時には映像として、役者が演じている年を、例えばテロップで流して明示するなどは稀で、あまり意味もありません。年齢指定に意味や意図があるのかどうか、そこをまずお考えになるのが、大事なことではないでしょうか?
(2002.06.27) |
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群集なども登場する場合、どの範疇まで人物表に書けば良いですか? |
台詞があるかどうかで判断しています。台詞があれば「通行人1」とか「群衆A」などで加えています。 (2002.02.13) |
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端役、チョイ役にも、ちゃんと名前を付けなければなりませんか? |
ドラマの中で重要な役割を持つ人物であれば、フルネームになさることをお勧めします。それにより人物のイメージが明確になったり、ご自分の中でも膨らみますよね。端役やチョイ役に印象に残る名前を付けるのに、何か意図や計算があるのであれば、それも結構ではないでしょうか。
(2003.11.14) |
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本文に名前しか表さなくても、人物表にはフルネームが必要ですか? |
フルネームをつけるのは主役級か、ドラマの中で重要役割や意味を持つ人物だけにしています。通常の視聴者意識もそうでしょうから、そんな意味を持たない人物にこった名前を付ければ、混乱を招くだけですよね。人物表だけフルネームにすると、視聴者ではなくスタッフに何か意図があるのかと深読みされて、混乱を招きます。いずれにせよ、ご自分の作品ですから、相手や前例にあわせようという創作姿勢は捨てたほうが良いのではないでしょうか?
(2002.06.12) |
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人物表とキャラクター表は違うのですか? |
「人物表」は、懸賞公募作品や企画書に加える「登場人物一覧表」みたいな扱いをイメージしています。「キャラクター表」は「創作メモ」の一部で、基本は人に見せるために創るものではない、そんな違いでしょうか。
(2008.03.07) |
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人物表について。サンプルを見せていただけたら嬉しいのですが。 |
単発のドラマでは、それ程詳しくは求められません。ターゲットなどでご紹介している企画書の中にある人物表で充分です。あらすじの中で事件や物語に絡め、その人物の過去や経歴、心情などを表現すれば良いでしょう。連ドラの場合は諸般の事情から、例えば複数の脚本家が担当するとか、役者が長丁場で拘束されることなどから、より詳しいものが求められます。それについてはサンプルを掲載しました。また、今回のご要望は、客人講座の課題から生まれましたが、創作する上での人物表は、本来あくまでも作者のメモで、誰かに見せたり、提出する必要はありませんから、形式などに拘わらなくても結構です。公募作品の中で相関図を拝見することがありますが、それは前記理由で不可です。補足としてはありですが、台本内での表現が基本であることをお忘れなく。相関図に頼って、大事な各人物のキャラクター説明が蔑ろになることも恐れます。
(2002.05.24)
上記記載が誤解を招くことに気付きました。「単発ドラマ」は、依頼を受けた場合などのシリーズ化されたドラマの中の1本を念頭にしていました。2時間ドラマの企画書で考えた場合、主要な登場人物については、人物表の中に詳しい紹介を書き添えた方が良いでしょう。どのようなことを書くべきかは、上記「書式」に「人物表」を加えましたのでご参照ください。またこの修整の公表意図は、読む側で考えたことをお伝えする狙いです。全く白紙の状態にある方々を自分が描く世界に誘うわけですから、あらゆる機会を利用して引き寄せていく、そんな発想が必要だとお伝えしたかったのです。
(2004.07.02)
懸賞公募用の人物表については懸賞公募/人物表をご参照ください。 (2004.08.08) |
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