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梗概FAQ |
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梗概は大切でしょうか? 台本の審査に関係ありますか? |
他の懸賞公募でも同じですが、梗概に力を入れて下さい。応募者の皆さんは結構そこを軽視していますが、重要なポイントです。
(2001・04.28) |
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梗概(あらすじ)の書き方が良く分かりません。 |
人物の心情や動作をどこまで描けば良いのか、悩んでいます。 |
公募作品の梗概(あらすじ)にはどこまで書けば良いのでしょうか? |
梗概には結末まで書くべきでしょうか? |
限られた枚数内に収めなくてはいけませんから、あらすじ(梗概)では人物の細かい心情・動作まで描く必要はありません。ただ最低限、恐らく主人公はこんな思いで、こんなことをするであろうという予測を、読み手に与えねばなりません。もちろんその期待を台本内で裏切るのが、作者の力量の見せ場です。注意すべきことは、梗概をご自身の創作メモにしてしまうことです。読み手に物語の概要を知って貰う、そのための梗概であることをお忘れなく。 (2001.09.15) |
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梗概、あらすじ、ストーリーやプロットなどの違いは何ですか? |
まず言葉の持つ微妙な意味の違いについては、こちらでご紹介しています。それを参考にしてください。大体同じような意味合い「粗筋」と訳されますが、プロットは「骨組み。仕組み。構想。運び」と訳されて、ちょっと違いますね。これは単純に筋の流れを追うのではなく、作者の計算が求められているからです。ちょっと乱暴な例えですが、時間の流れに添って追えばストーリーになりますが、プロットでは、回想が入ったり、本筋と関係がないと思われるようなエピソードなども組み込まれます。つまり単純な経過の筋追いではなく、作者の計算を元に組み立てられる「仕組みや運び」まで紹介するのがプロットなのです。ですからプロットでは人物の設定や心情などがより詳しく書き込まれ、因果関係なども明らかにして行く必要があります。その違いを理解するのは中々難しいことですが、基本は人物の心情を追ってみることです。「ああなって、こうなって」ではなく、「こうだから、こうなる」と考えてながら書くと、作者の計算も浮かびます。更に乱暴な言い方ですが、「ああなって、こうなって」と書くのがあらすじ、「こうして、こうする」と書くのがプロットだと、塾長は理解しています。 (2003.09.06) |
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梗概を書くときに気をつけなきゃいけないことがありますか? |
作者の創作メモにしてしまわないことが第1です。梗概の役割は「読み手のため」です。それを忘れ、そんな役割を生かしきれずに、単なる筋追い、ご自身が浮かんだイメージの細かい描写や羅列、主人公の心情解説など、作者のメモとしての梗概使用にお気をつけください。
(2001.09.23) |
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「梗概に安住しないように!」というご意見がわからないのですが? |
梗概に書いたことで、伝わったと安心して忘れてしまう事々。細かなことでは人物の年齢。主人公の境遇や環境、枷、最悪なのは主人公がそこ(結末)に至る心情などの理由説明を梗概で済ますこと。梗概は、放送になった場合に、視聴者には決して伝わらないことを忘れていませんか? そんな事々にご留意ください。
(2004.07.13) |
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