シナリオ実践塾クラム

シナリオ基礎知識
登場人物
(キャラクター
段取りを語るより、人生を語りませんか?


役柄
主役 ドラマの主人公。物語の流れの中心にいて、テーマも語ります。主演。
相手役 例えば主役が恋をする相手。助演。コンビの物語であれば共演。
脇役 敵役、恋敵、友人、隣人など。主役を刺激する存在。
端役 チョイ役。ドラマの流れ(進行)に影響を与えず、でもその場に必要な存在。
エキストラ 通行人、店の客、立ち止まる群衆など。他との明確な違いは台詞の有無。
カメオ cameo 友情出演など、有名な役者が、通常ワンシーンだけ登場。


塾長意見・アドバイス
人物描写
 その人物の個性や、ドラマとの重要な関わりを表すために、その人物の外見や服装などを指定しなければならない時があります。その場合は、その人物が最初に登場した時に、簡潔にト書きの中で指定します。それ以外の、ご自分の思い込みやドラマに関係のないイメージ尊重は無駄です。撮影になった時、現場が気付かず伝わらず、どうせ切られます。


Q&A
人物詳細
 服装や髪型などは、どの程度まで指定すれば良いのでしょうか? 体格なども表す必要があるのでしょうか?
 ドラマの面白さには幾つかの要因がありますが、特にキャラクターの面白さは重要ですね。FAQでもご紹介していますが、服装や髪型、太っているとか痩せているとか、そんな表記、表し方をどうしたらいいのだろうかと悩まれてご質問を受けます。でもそんなご質問に、ふと疑問を感じます。それは些細なことで、人物の外見などに拘って思い巡らすのは、本末転倒なのではないのだろうかと思えるのです。生活を描くのではなく、性格を描く。性格を描くために生活を創る、本来はそんな思考の流れではないでしょうか。ご自分のイメージを大事にされるのは結構ですが、ステレオタイプは詰まらないし、外見と違う人間というのも面白い。外見に拘るほど、見失うモノがあるような気が致します。
(2002.04.14)



その他の塾長意見・アドバイスなどは
塾生支援「基礎講座」の中に移転しました。
(2004.02.23)

移転キーワードは以下です。
基礎知識「心理描写」の移転キーワードもご参照ください。

基礎講座第8回「登場人物@(主人公)」
魅力 魅力要素 貫通行動 葛藤
成長 動物 年齢蓄積 ニート

基礎講座第9回「登場人物A」
人物たち 生活動作 性格動作 覆面人物

塾生支援「人物設定」
履歴書 個性 理解 らしさ2 癖とあだ名
性癖 あだ名 引出し 多重人格
役者 人物多 子役 類型(パターン) 占い
スキーマ 狂気 名前 貫通行動2 葛藤2

シナリオFAQ 「登場人物」