シナリオ実践塾クラム

クラムHP開設挨拶
人々に感動を与える作品を生み出せたら、
素敵で、最高だと思いませんか?
それが自分自身をも成長させてくれるのです。



シナリオ指導は料理に喩えられます。
材料(素材)は生徒持参、調理の仕方(技術)を教えます
という【例え】です。 


自我に目覚め、作家を志し、
書くことに興味を持ち始めたばかりの生徒たちが、
思い悩み、集め揃える材料は、
雑然としており、
どんな料理(作品)を創ろうとしているのか?
も、判然としません。


けれど、その提示する素材の中に、
作家として、描きたい情熱、熱意、決意と、
己の作品を探して、
必死にモガく姿など、
作品創りの
が、秘められています。


 でも残念ながら
現状のシナリオスクール講師の中には
そんな生徒の
漠然と持つ世界観や思いを理解出来ず
その中に
彼や彼女たちの個性や
情熱が隠されている

という認識すらない方がいます。

 生徒が持参した豆腐を叱り
俺は卵が好きだ
と別の素材を求める教師・講師です。

 これでは生徒の個性も、情熱も
人間性すらも
否定してしまいます。

そんな指導・教育では、
生徒は何を書いて良いのか、
何を目指せば良いのか
を見失います。

 英語を学びながら喋れない
車の構造に詳しくても運転が出来ない
それでは、何の役にも立ちません。


後輩として
求めるモノが……、

先輩として
与え示すべきモノが……、

違う?

のではないのだろうか?



 テレビドラマで
脚本家デビューして15年経ちました。
 その間、刑事ドラマ、時代劇、サスペンス、アニメ
ジャンルにこだわらずに書き続け
クイズ番組や新番組の構成
ゲームソフト、舞台、出版プロデュース、雑誌連載など
幅広く己の活躍の場を求め
求めに応じて各懸賞公募の審査、作品添削指導
各専門学校での講義などを通し
後輩の育成も手掛けてまいりました。

 気が付けば
審査や添削指導で拝見した作品が
5000本を軽く超え
その中で逸早く作者の才能を見抜き
指導・育成する術も若干学ぶことが出来ました。

微力な指導ではありましたが
彼や彼女たちは今
トレンディドラマなどでも活躍し
2時間ドラマ懸賞公募での最優秀賞
NHK創作テレビドラマ脚本公募での受賞
そしてプロとして最高峰にある
橋田賞の受賞者まで生まれています。

現在、私が担当する
教室の数や生徒数は急激に増加しています。
しかしそれに伴い
先の疑念や限られた時間内での
表面をなぞるだけの指導に対して
私自身の中に不満が芽生え始めました。

 もっと時間をかけて伝えたいことがある
分かるまで話がしたい
各自に合わせたアドバイスをしたい
そんな不満です。

 語るべき事々は、これまでにも
ご縁と熱意のある方々に示してきた、
私が脚本家として学んだ
活動指針です。

 そして今
懸賞公募入選など
目的・目標を明確にして
定期的な指導を受けたい
というご要望が上がり初めました。

 そこで今回
シナリオ実践塾【クラムkuram】
の開設を決意致しました。


 
シナリオ実践塾クラム
には
4つの求める
「カク」
があります。

 一人一人が持つ個性を大切にする



 それぞれが努力を要する

書く

 ドラマの基本である人間を

描く

 そして作家として揺るぎのない



の確立です。


 それらを互いに求め合いながら

懸賞公募での入選
得」

作家として
プロとしての意識の
醒」

を受講生・塾生の皆様と共に歩み目指します。




追記
2023.01.15

「こいつ才能あるから、今の内に潰しておこう」
と、
共同で懸賞公募の審査を行っていた
当時(今も)売れっ子著名な若手脚本家が
へらへら笑いながら云った言葉は、
耳を疑い、いまだに忘れられない。





zimu@kuram.tv