基礎講座第16回
心理描写
シナリオ実践塾クラム
第3章は、課題回答者のみの配信になります。
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課題16

朱の下線は何故かを考え、回答をお寄せ下さい。


  締切は次の金曜日です。ワード文書の添付でご提出下さい。

  この頁の最後に「駄目だし」があります。
  回答のヒントとして、或いは自問自答の切っ掛けとしてご活用ください。



助言・意見
生活描写
 その人物の生活を描くだけの描写は面白くありません。でもその場合でも、ドラマやその進行に関わる描写であれば面白くなり、生きてきます。

性格描写
 性格を表す生活描写というのもあります。生活の中でのこだわりですね。コロンボのヨレヨレコートやおんぼろ車などが浮かびます。

心理用語
 「恐れ」「不安」「迷い」などの言葉だけでは、相手に具体的なイメージが伝わりません。そんな言葉を見つけたら、まず何に対する恐れ、不安、迷いなのか、ちゃんと読み手に伝わるかどうかをチェックして下さい。そういう大事な人物の心情をちゃんと考えず、追求しないで、安易な言葉遣いで済ませているのは、作者だけが納得しているだけで、読み手には「人物の心情を描けない底の浅い作者」であることを暴露するだけです。

喜怒哀楽2
 人間を描くのがドラマであれば、感情の喜怒哀楽は外せません。そこからドラマも生み出せます。

笑い
 「笑いは攻撃である」とか「笑いは優越感の現れ」といった捉え方があります。馬鹿なことをすると人は笑います。でも馬鹿そのものを笑うでしょうか。もしそうであればその人の心が荒んでいるか、人の心や痛みが分からない錆付いた感情を持った哀れな人です。馬鹿が馬鹿を演じることは出来ません。作家も同じです。そこにも客観的な視点・視線がある筈です。そして作者は、馬鹿と言われる人間の中にある、純粋な人の感情を見抜いて、そこに主題を見出しているはずです。

人間を描く
 人間を描くとは、見本として、或いは観客の一面、共通項、潜在として登場人物に置き換えて描くことです。それは具体的かつ直接的に人生の真実を表現すること。そのためには人物の自然さが大事です。

※人間を描く場合、善悪と強弱の描き方があります。

浮かばない
 まずはあなたにとって魅力的な人物を考える。そんな人物が、どんな事件に巻き込まれるかを想像する。そして、ドラマを創作致しましょう。

人間観察
 脚本家には多彩な人物を見る観察眼と、それを蓄積し、描く能力が求められます。


駄目出し
キャラクター
 主人公のキャラクターがはっきりしません。人間は奥深く複雑なモノでしょう。でも作者は、明確に人物を表現しなければなりません。それは人間の或る側面を強調すると言って良いのかも知れません。安易に描かれた主人公の揺れや、喜怒哀楽はキャラクターの分裂に受け取られます。もっと血の通った人間としての痛みや悩みを表現されては如何でしょうか。

主人公の魅力
 作者自身が主人公に惚れ込まなければいけません。ご自身にとって『魅力的な人物』をお考え下さい。それは、「視聴者の共感を得られる」という大前提を踏まえた上でです。また、その主人公に何を語らせるかを考えるも大事です。 ⇒創作ヒント「主人公設定」

一人歩き
 作者の一人歩きで物語が浮いているということではありません。登場人物が勝手に動きだし、物語が自然に流れ始める状態です。そのためには、キャラクターが具体的で、作者の良く知る人物になっていることが必要です。その人物に作者自身が親しみと愛情を持っていなければなりません。

文章文法 文章講座
日本語 「日本語がおかしい」 「文章整理が必要です」
誤字 「誤字が多い」
不足 「言葉足らずに注意してください」

物語 主題 素材 
意図 「何を書きたいのか」「何を描きたいのか」
素材 「一般には受け入れられにくい素材です」
独善 「独り善がり」「作者だけが面白がっている」
抽象的 「独り合点」「読み手を忘れている」
興味 「興味が持てない」「ハラハラドキドキしない」
無駄 「意味がない」「余分」
必然 「必然性がない」
論理 「話の流れが論理的でない」「イメージだけの散文」

人物 登場人物 登場人物2
主人公 「主人公が誰かわからない」「主人公が途中で変わった」
キャラ 「キャラクターが弱い」「インパクト不足」
多数 「登場人物が多過ぎて混乱する」
名前 「わかりにくい」「読みにくい」「同じような名前で混乱する」
魅力 「人物に魅力がない」
個性 「差別化されていない」「登場人物が皆同じ」「個性がない」
共感 「人物の言動に共感できない」
分裂 「キャラクターが分裂している」「人物の性格が変わった」
履歴 「何者かわからない」「先に売りがない」
「主人公の枷が弱い」「葛藤が足りない」
対立 「対立不足」
曖昧 「どんな人物かわからない」「キャラクターが曖昧」
人間性 「人間性を疑う」「感情的すぎる」「リアリティがない」
残忍 「暴力的すぎる」「残忍すぎる」
都合 「なんで登場するのか」「何故言わないのか」
動機 「動機が不明」「なぜこんなことをするのか」
目的 「何故この人はここに登場するのか」「何をしたいのか」
反応 「何故反応しないのか」「何故こんな反応をするのか」
平凡 「泣けばいいというモンじゃない」「叫べばそれでいいのか」
知識不足 「刑事はこんなことをしない」「仕事として可笑しい」

クラム事務局 zimu@kuram.tv